CSV取込によるデータ入力
MEDITALでは、症例データが入力されたCSVファイルを一覧画面にドラッグ&ドロップするだけで、複数件の症例データをまとめて登録・更新できる「CSV取込」機能があります。
このページでは、CSV取込機能を使ってデータを一括入力する方法を説明します。
1. CSV取込でできること
- 他システムやExcel等で管理していた既存の症例データを、まとめてMEDITALへ取り込みたいとき
- 大量の症例データを一件ずつ手入力する代わりに、一括で登録・更新したいとき
に利用します。
CSV内の「1.02 患者番号」をもとに、MEDITAL内に同じ患者番号のレコードが既にあるかどうかを自動判定し、無ければ新規登録、あれば更新します。
2. 事前準備
ファイル形式
- ファイルの拡張子は「.csv」(大文字小文字は区別されません)である必要があります。
- 一度にアップロードできるファイルは1つのみです。
- 文字コードはUTF-8・Shift-JISのどちらでも自動判別されるため、意識する必要はありません。ただし、どちらの文字コードでも文字化けが検知された場合は取り込めません。
- 改行コードはCRLF・LF・CRのいずれにも対応しています。ダブルクォート(")で囲んだセル内の改行(複数行テキスト)もそのままセル内の改行として取り込まれます。
列(ヘッダー)
CSVファイルの1行目には、以下の項目名をすべて含めておく必要があります。列の並び順は問いません(項目名の一致でマッピングされます)。
No. | 項目名 |
|---|---|
1 | 1.01 患者の同意 |
2 | 1.02 患者番号 |
3 | 1.03 性別 |
4 | 1.04 受傷時年齢 |
5 | 2.01 住居(受傷前) |
6 | 2.02 受傷前の活動性 |
7 | 2.03 術前 簡易認知テスト(AMTS) |
8 | 2.04 術前全身状態 ASA grade |
9 | 2.05 骨折側 |
10 | 2.06 病的骨折 |
11 | 2.07 骨折のタイプ |
12 | 2.08 骨折直前の骨粗鬆症に対する薬物療法 |
13 | 3.00 受傷日時 |
14 | 不詳(3.00が不詳の場合は「1」を入力) |
15 | 3.01 来院日時(整形外科) |
16 | 3.02 入院中の生存状態 |
17 | 3.03 手術法 |
18 | 3.03a 人工骨頭にセメント使用 |
19 | 3.03b 人工骨頭挿入術時における追加処置(内固定および再置換)を必要とする術中骨折 |
20 | 3.04 初回手術日時 |
21 | 3.06 麻酔の種類 |
22 | 3.07 褥瘡 |
23 | 3.08 入院中の内科医の関与 |
24 | 3.09 手術翌日の立位 |
25 | 3.10 入院中に治療を必要とした肺塞栓 |
26 | 4.01 退院先 |
27 | 4.02 退院日時(整形外科) |
28 | 4.04 骨粗鬆症に対する薬物療法 |
29 | 5.01 入院日より30日以内の大腿骨関連の再入院 |
30 | 5.02 入院日から30日以内の再手術 |
31 | 5.02a 人工骨頭挿入術後の入院日から30日以内の追加処置を必要とする術後骨折の有無 |
32 | 5.03 入院日から30日目の生存状態 |
33 | 5.04 入院日から30日目の活動性 |
34 | 5.05 入院日から30日目の住居 |
35 | 5.06 入院日から30日目の骨粗鬆症に対する薬物療法 |
36 | 6.01 入院日より120日以内の大腿骨関連の再入院 |
37 | 6.02 入院日から120日以内の再手術 |
38 | 6.03 入院日から120日目の生存状態 |
39 | 6.04 入院日から120日目の活動性 |
40 | 6.05 入院日から120日目の住居 |
41 | 6.06 入院日から120日目の骨粗鬆症に対する薬物療法 |
42 | 6.07 入院日より365日以内の大腿骨関連の再入院 |
43 | 6.08 入院日から365日以内の再手術 |
44 | 6.09 入院日から365日目の生存状態 |
45 | 6.10 入院日から365日目の活動性 |
46 | 6.11 入院日から365日目の住居 |
47 | 6.12 入院日から365日目の骨粗鬆症に対する薬物療法 |
48 | 備考 |
3. 必須項目・入力ルール(代表的なもの)
- 「1.01 患者の同意」は必ず「1. あり」と入力してください。空欄や「1. あり」以外の値の行は取り込めません。
- 「1.02 患者番号」は必須です(未入力の行は取り込めません)。
- 「1.04 受傷時年齢」に値を入れる場合は、半角数字で50以上を入力してください。
- 日時項目(3.00、3.01、3.04、4.02等)は、時系列の前後関係(受傷日時<来院日時<初回手術日時<退院日時)を満たしている必要があります。
- ドロップダウン形式の項目は、MEDITALのデータセットで定義された表現と完全に一致した値を入力してください。
4.取込画面へのアクセス
CSV取込のドロップ領域は、プラグイン設定で指定された一覧画面を表示したときにのみ表示されます(設定初期値の一覧名は「CSVインポート用」)。
取込手順
1.CSV取込用の一覧画面を開きます。
対象の一覧を開くと、画面上部に取込用のエリアが表示されます。

エリア内には「一括登録したいCSV (コンマ区切り)(\*.csv)をドロップしてください。」と表示されています。
2.CSVファイルを取込エリアへドラッグ&ドロップします。
エクスプローラー等からCSVファイルをドラッグし、取込エリアの上でドロップします。

3.チェック開始の確認ダイアログで「OK」をクリックします。
「『(ファイル名)』をチェックを行います。」というダイアログが表示されます。「OK」をクリックするとファイルのチェックが始まります。「Cancel」をクリックすると取込は中止されます。ファイル形式に問題がある場合は、「OK」をクリックした後にエラーが表示されます。

4.データチェックの結果を確認します。
「データチェック中」のダイアログが表示され、CSVの行ごとに以下のようなログが順次表示されます。
実行者:(実行したユーザー名)
メールアドレス:(実行したユーザーのメールアドレス)
ファイル名:(CSVファイル名)
実行日時:(取込を実行した日時)
データ数:◯件
2行目 患者番号:xxxxxxx OK false
3行目 患者番号:xxxxxxx NG true
(エラー内容)
行番号はCSVファイルの行番号です(1行目は項目名の行のため、データは2行目から始まります)。末尾の「true」は同じ患者番号のデータがすでにあり更新されること、「false」は新規登録されることを表します。

すべての行のチェックが終わると、「データチェックOK:◯件 NG:◯件」という件数のサマリーが表示されます。
5.内容を確認し、登録を実行します。
チェック結果に応じて、次のいずれかのダイアログが表示されます。
- すべての行が正常な場合:「入力内容の確認が完了しました。一括登録を開始しますか?」というダイアログに、データ件数が表示されます。「OK」をクリックすると一括登録・更新が実行されます。
- 一部の行にエラーがある場合:「入力内容の確認が完了しました。一部データに問題があります。正常なデータのみ取り込みますか?」という警告ダイアログが表示されます。「正常データのみ取り込み」をクリックすると、続けて「一括登録を開始しますか?」の確認ダイアログが表示されます。「OK」をクリックすると、エラーの無い行のみが登録・更新されます(エラー行は登録されません)。「キャンセル」をクリックすると、正常な行も含めて何も登録されません。

6.完了メッセージを確認します。
登録・更新が完了すると、「Success」「一括登録が完了しました。」というダイアログが表示されます。「OK」をクリックすると画面が再読み込みされます。

エラーが出た場合
1.ファイルそのものに関するエラー
状況 | 表示メッセージ |
|---|---|
ファイルをドロップしなかった場合/拡張子が.csv以外の場合 | 「ファイル形式が正しくありません。」/「CSV (コンマ区切り)(\*.csv)をアップロードしてください。」 |
2つ以上のファイルを同時にドロップした場合 | 「ファイルは1つずつアップロードしてください。」 |
UTF-8・Shift-JISのどちらで読み込んでも文字化けする場合 | 「ファイル形式が正しくありません。CSV (コンマ区切り)(\*.csv)をアップロードしてください。」 |
1行目に必要な項目名が不足している場合 | 「ファイルの内容に問題があります。エラー内容詳細をご確認ください。」(ログに不足している項目名が「項目 "◯◯" がありません。」の形式で列挙されます) |
2.行データの内容に関するエラー(代表例)
各行のチェックでエラーが見つかった場合、その行番号・患者番号とともに以下のようなメッセージがログに表示されます。
- 「1.01 患者の同意は"1. あり"以外のデータは登録できません。」
- 「1.02 患者番号が未入力です。」
- 「1.04 受傷時年齢は50以上(半角数字)に設定する必要があります。」
- 「不詳の場合は1と入力する必要があります。」
- 「(項目名)が指定された表現ではありません。正しい表現はデータセットを参照ください。」(ドロップダウン項目)
- 「(項目名)が指定された日時表現ではありません。」/「(項目名)の年が1900年より前になっています。」(日時項目)
- 「(項目名)が指定された表現ではありません。半角数値を入力してください。」(数値項目)
- 「患者番号◯◯は◯行目の患者番号と重複しています。」(CSV内での患者番号重複)
- 「3.02 入院中の生存状態が"◯◯"の場合、(項目名)の入力はできません。」など、生存状態・手術法の回答内容と矛盾する項目に値が入力されている場合の一連のメッセージ
- 「(項目名)が未入力です。」「3.00 受傷日時が未入力です。不詳の場合は不詳列に1を入力してください。」(必須項目の未入力)
- 「3.00 受傷日時と3.01 来院日時(整形外科)が時系列順になっていません。」など、日時項目間の時系列不整合