システム全体構成とデータの流れ

MEDITALは、サイボウズ社のクラウドデータベース「kintone」と、アマゾン ウェブ サービス(AWS)をセキュアに連携させたハイブリッドなシステム構成を採用しています。 各施設内に閉じた安全な「データ管理基盤(kintone)」と、外部との柔軟な連携や自動処理を担う「機能拡張基盤(AWS)」を組み合わせることで、高セキュリティかつ利便性の高いサービスを実現しています。

1. kintoneの役割(院内データベース・入力基盤)

kintoneは、各医療機関様ごとの専用の「院内データベース」として機能します。

  • データの集約と一元管理: タブレット入力やAI-OCR機能による自動読み取り、CSVデータ等のファイル取り込みにより、患者様の診療情報や薬剤情報などをkintone上に集約します。
  • 学会用データの自動整形: 蓄積されたデータは、FFN-JやJOANRといった各学会が求める異なる登録フォーマットに合わせて、kintone内で自動的に整形・分類・加工されます。
  • 個人情報の保護: 氏名や生年月日などの「個人識別情報」は、高度なセキュリティ基準(3省2ガイドライン等)を満たしたkintoneの環境内で厳重に保管・管理されます。

2. AWSの役割(外部連携・自動化基盤)

AWSは、kintoneに蓄積されたデータをバックグラウンドで学会とのデータ連携自動処理を担います。

  • 個人情報を持たない安全な設計: AWS上のデータベースには、連携に必要な施設情報や暗号化(ハッシュ化)されたキー情報のみを保持し、患者様の個人識別情報を保持しない設計となっています。
  • 定期的なデータ処理: 1日1回のバッチ処理により、施設ごとのデータ同期や集計処理を自動で実行します。

3. kintoneとAWS間のセキュアなデータ連携

AWS上のフォームやプログラムからkintoneへデータを同期する際、通信の安全性は厳格に担保されています。

  • IPアドレスの固定化: AWSからkintoneへの通信は、出口となるIPアドレスを固定化して行われます。送信元を固定することで、kintone側で「許可された特定のIPアドレスからの通信のみを受け入れる(IPアドレス制限)」ことが可能となり、外部からの不正アクセスを強固に遮断します。
  • APIトークンによる認証と暗号化: 通信はすべて最新の規格(TLS1.2以上)で暗号化されることに加え、施設ごとに発行された固有の「APIトークン」を用いた厳格な認証を行うことで、盗聴や改ざんのリスクがないセキュアな環境下でデータ連携が行われます。

4.システム構成図

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